金沢旅行の際はホテルだけを取って、居酒屋さんで食事をするという人も多いです。
北陸新幹線が開通した前後では、金沢の人気居酒屋さんが紹介されている雑誌やウェブサイトの記事を見かける機会が多くなりました。
中でもよく目にしたのが「いたる本店」。
金沢21世紀美術館より徒歩5分程の場所にあります。2ヶ月ほど前に予約の電話をして、3月末に晩ご飯をいただきました。
お店は17時半からオープンなのですが、17時過ぎにはお店の前に人が並び始めていました。ちょっと早く行ってお店の外観を撮影しようと思っていたので、ビックリしました。さすが人気店。
お店の中はカウンターとテーブル席に分かれており、今回は二人での利用だったのでカウンター席に座りました。
上の写真はお店の名物である、日本海おさしみおけ盛り。小おけ(二人前)を注文したのですが、なかなかのボリュームで美味しかったです。お刺身の種類は日によって変わるようで、お店の黒板に種類が書かれていました。
photo by:TOCO BOOK
金沢といえば、やはり「のどぐろ」が人気。お寿司屋さんでも「のどくろの炙りにぎり」が出ることが多いです。とにかく脂がのっていて美味しい!
一度にたくさんののどぐろが焼かれており、ほとんどのテーブルにのどくろの塩焼きが運ばれていました。サイズはそこまで大きいわけではありませんが、脂がのっているので二人で一匹でも十分に感じました。
金沢は、香箱がにや加能ガニ、生白子酢など旬の食材を食べるのがおすすめです。3月末に訪れたのでカニのシーズンは終了しており、富山のホタルイカが旬でした。ホタルイカの沖付けを提供している居酒屋さんも多いです。
いたる本店では「ホタルイカのしゃぶしゃぶ」を食べることができました。いたる本店でたくさんの料理をいただきましたが、個人的にはホタルイカのしゃぶしゃぶが一番美味しかったです。湯通したホタルイカを食べると、ほのかにミソの味がしてよくお酒と合います。
いたる本店で食事をして驚いたのが、ホールの方だけでなく、カウンターの中で料理をしている職人さんも丁寧に接客をしてくれたことです。ずっと満席状態だったのでとても忙しい状況だったのですが、ホールの方がいない時はドリンクの注文を積極的に聞いてもらえました。よく呑む身としては、これはとても嬉しいです。
たまたま前で調理をされている方が丁寧なのかな?と思ったのですが、マスターをはじめ全ての料理人さんも同じように接客をされていました。
17時半にお店に入ったのですが、それから数分置きにお客さんが訪れ、お店の方がとても申し訳なさそうにお断りをしている状況が続きました。いたる本店を利用する際は、とにかく予約をしておくのがおすすめです。おそらく北陸新幹線の開通後は観光客の人もさらに増えたと思うので、地元の方は通いにくい状況になっているかもしれません。
いたる本店もそうなのですが、金沢の人気が高い居酒屋さんは予約無しでは入りにくい状況になっているように感じました。ここ数年、年に3回ほど料理を楽しみに金沢に訪れていますが、近江町市場や東茶屋街など人の数が圧倒的に増えたように思います。夏ごろに人の多さも落ち着くかもしれませんが、11月のカニ解禁シーズンからは人がさらに増えそうです。
話をいたる本店に戻しますが、肝心のお会計は二人で結構な量を呑んで食べて「1万4000円弱」でした。
満足度も考えると、良心的な価格に感じました。料理、ドリンクごとの価格がきちんと記載されたレシート(領収書)がいただけたのも良かったです。
人気店なので店内は常に賑やかな感じなので、ゆっくりと静かに食事をしたい人よりも、旬のものを居酒屋ならではの活気がある中で食べたい人におすすめです!
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